水性シリコンについて
投稿日:2016年11月15日
よくお客様から水性のシリコンはすぐにダメになってしまうので使わないでくれと言われますが、なぜなのかと言いますと、塗り替えの現場の大半は下請け孫請けの塗装屋が工事を行っております。元請けのリフォーム会社や塗装屋が利益を60から70パーセントを引いた残りのわずかな予算で工事をする下請け業者は、人工や材料を節約するために、水性シリコンに規定量以上の水を入れて塗ってしまうため、2年位でチョーキングや剥離といった現象が起きてしまいます。材料ではなく作業の仕方が悪いのですが、下請け業者が施工するのが圧倒的に多いため、水性シリコンはダメと判断する方が沢山おります。各塗料メーカーから出ている水性シリコンは、本来大変良いものばかりですが、悪いイメージがついてしまって敬遠されがちです。塗料メーカーの仕様通り作業を行っていれば、10年から12年位は何ともないのですが、希釈率を守らない下請け業者の施工が多いため、水性シリコンはダメというになってしまうのです。